自分で行動を決め表現し、結果に責任をもつ権利
アサーション権には、「自分で行動を決め表現し、結果に責任をもつ権利」というものがあります。
私達は、どう考えて、どんな行動を取るか、どんな表現をするかを自由に決めてよく、そして、その責任を取ることができます。つまり、自分自身について最終的な判断権を持っているということです。
他人がどのように感じようが、自分の考え方を変えなくてはいけないことはありません。変えなくていいし、または変えてもよいのです。それは自分自身で決めることができます。
他人もこの権利はあります。ですから、他人を変えることはできないものだ、という見方もできるのです。
この権利について事例をあげます。あまりお酒が強くないのに、会社の飲み会で周りからお酒を勧められます。飲まないと空気を悪くしてしまうのではないかと思って、無理して飲んでしまいます。結局、家に帰ってから、気分が悪くなって、翌日のせっかくの休日をずっと寝て過ごすことになってしまいました。
これは、自分で行動を決められず周りの雰囲気に負けてしまった例です。調子が悪くなったのは周りのせいだと恨んだりするのは、結局のところ、自分で責任を取っていないことになるのです。最終的にお酒を飲むと決めたのは自分なので、自分の決めたことは自分で責任をとらなければなりません。
責任をとれるようになるためにも、自分で考え、行動・表現することを大切にしましょう。
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