傾聴

傾聴

 アサーションでは、自分の発言に重きを置く人も多いと思います。しかし、相手にも相手の考えがあります。相互理解を目指すのもアサーションです。相手の気持ちを引き出すだめに「聴く」ことを意識しましょう。

 

3つの「キク」の違い
  • 聞く・・・音や声が耳に入ってくる
  • 訊く・・・自分の知りたいことを質問する
  • 聴く・・・相手の言いたいことを受け止める

 アサーションにおいては、「聴く」ことが重要です。

 

言葉による相互理解は難しい、ということを知っておく

 会話でもメールでのやり取りでも、言葉による誤解は多いものです。誤解の発生は自然なことですが、言葉を手がかりに理解しあっていくしかありません。それはとても難しいことですが、「難しい」ということを前もって知っておくことは、相互理解のためにとても重要です。

 

根気よく、相手を理解する

 最初はピントが合わない会話でも、お互いに理解し合おうという気持ちで会話していくと、徐々にピントが合っていくものです。1回のメッセージで終わらせようとせず、何度も話すことと聴くことを繰り返すことです。仮に分かったとしても、想像力を働かせたり、確認したりします。相互理解には、根気強さと丁寧さが必要です。